孫が来なくなった家の共通点(庭編)
2025/12/25
「昔はよく遊びに来ていたのに、最近はさっぱりでね」
お爺ちゃん・お婆ちゃん世代のお客様から、よく聞く言葉です。
決して嫌われたわけではない。 関係が悪くなったわけでもない。
ただ一つ言えるのは、 “来なくなった家”には、いくつかの共通点があるということ。
今回はその中でも、見落とされがちな 「庭」にまつわる共通点についてお話しします。
共通点① 庭が「使ってはいけない場所」になっている
きれいに整えられた庭。 雑草一つなく、物も置かれていない。
一見すると理想的ですが、 孫の目線ではこう映ることがあります。
・汚したら怒られそう
・走ったら危なそう
・何をしていいか分からない
結果として、 庭は「遊ぶ場所」ではなく、 気を使う場所になってしまいます。
孫が来なくなる庭は、 決して荒れている庭ではなく、 完璧すぎる庭であることも多いのです。
共通点② 目的のない庭になっている
・何のためにつくったか分からない
・とりあえず空いているだけ
・見るだけの庭
大人にとっては問題なくても、 子どもにとって 「目的のない場所」は長居しません。
孫は遊びのプロです。
遊べないと判断した瞬間、 その場所は選択肢から外れます。
共通点③ 大人の都合が優先されすぎている
・洗濯物を干すから走らないで
・植木があるから入らないで
・近所に迷惑だから静かに
もちろん、 生活する上で大切なことです。
しかし、それが重なりすぎると、 庭は孫にとって **「自由がない場所」**になります。
孫が集まる家には、 多少の余白と寛容さがあります。
共通点④ 安全面が“曖昧”な庭
意外に多いのが、 「安全そうで、実は危ない庭」です。
・小さな段差が多い
・見通しが悪い
・親の目が届きにくい
親世代は、 「ここで遊ばせて大丈夫かな?」と感じると、 自然と足が遠のきます。
孫が来なくなる原因は、 子ども本人より、親の判断であることも少なくありません。
共通点⑤ 庭が“思い出更新型”になっていない
昔は楽しかった庭。
でも、そのままの形では、 孫の成長についていけません。
・年齢に合っていない
・遊びが固定化されている
・変化がない
庭は、 思い出を更新できる場所であることが大切です。
更新されない庭は、 記憶の中に置いていかれてしまいます。
孫が来る家の庭は「完璧ではない」
孫がよく来る家の庭には、 共通してこうした特徴があります。
・少し汚れてもいい
・多少うるさくてもいい
・完璧じゃないけど、居心地がいい
庭は展示場ではありません。
人が使ってこそ、 価値が生まれる場所です。
庭を変えることは、関係を取り戻すこと
庭を少し変えるだけで、 孫との距離が縮まることがあります。
・「ここで遊ぼうか」
・「また来たいね」
そんな言葉が増えるだけで、 家の空気は変わります。
まとめ:孫が来なくなったのは、庭のせいかもしれない
孫が来なくなった理由は、 決して一つではありません。
ただ、 庭を見直すことで変えられることがあるのも事実です。
・完璧すぎないか
・自由はあるか
・成長に合わせて更新できているか
もし心当たりがあれば、 それは責めるポイントではなく、 これから変えられるポイントです。
孫がまた笑顔で走り回る庭。
そのきっかけは、 庭のつくり方かもしれません。
----------------------------------------------------------------------
株式会社ローカルガーデン
住所 : 群馬県前橋市上大島町48-16
電話番号 : 027-226-1040
前橋で理想の庭づくりをお手伝い
前橋でリフォームのご相談
前橋でおしゃれな空間を演出
----------------------------------------------------------------------