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外構工事が壊れる確認申請の罠

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外構工事が壊れる確認申請の罠

外構工事が壊れる確認申請の罠

2026/02/06

はじめに|現場で起きている「静かな歪み」

 

先日、職人さんの手伝いとしてカーポートの組立工事に入ってきました。
その現場で、改めて強く感じたことがあります。

 

**「これは、現場が壊れる流れだな」**と。

 

原因は、昨年の建築基準法改正以降、急速に増えている
建物とカーポートを一括で確認申請する流れです。

 

一見すると、

・手続きがシンプル

・後から申請し直さなくていい

・ハウスメーカーとしては管理しやすい

 

そう見えるかもしれません。

 

しかし、その裏で
誰が一番割を食っているのか

 

答えは明確です。
現場で手を動かす職人さん、そして
本来、段取りで価値を出すべき外構工事そのものです。

 


 

建物しか建っていない土地で、なぜカーポートを建てるのか

 

今回の現場は、建物が建った直後の状態でした。

・外構は未着手

・整地されていない

・高低差も未確定

・重機動線も未整理

 

つまり、
**外構工事の「前段階」どころか「準備段階」**です。

 

その状態で、
「確認申請を通しているから」という理由だけで
カーポートの組立を先行させる。

 

ここに、すでに大きな無理があります。

 


 

高低差未確定=柱が異常に深くなる

 

外構工事では、必ずこうした調整を行います。

・GL(仕上がり地盤)設定

・駐車場勾配

・建物基礎との高さ関係

・雨水の逃げ

 

しかし、これらが未確定の状態でカーポートを建てるとどうなるか。

「安全側」に倒すしかないのです。

 

結果、

・柱を必要以上に深く掘る

・余分なコンクリート

・掘削手間の増大

 

これは設計ではなく、
不確定要素への保険工事です。

 

当然、
・手間
・時間
・体力

 

すべてが余計にかかります。

 


 

本番はこれから|外構工事が始まった瞬間に起きる問題

 

本当の問題は、
いざ外構工事が始まってから起こります。

 

① 重機が通れない

本来であれば、

・ユンボ

・ダンプ

・ミニクレーン

がスムーズに出入りする動線。

 

しかし、
先に建った高価なカーポートがあることで、

・下をくぐらせる

・当てないように神経を使う

・場合によっては通れない

 

現場効率は一気に落ちます。

 


 

② 高価な商品を「壊すリスク」を背負うのは誰か

 

カーポートは安くありません。

それを、

・土埃の舞う現場

・重機が旋回する空間

・材料搬入が頻繁な状況

 

で、
完成品として置いておく

 

ここで傷をつけたら?

・誰の責任か

・保険はどうなるのか

・精神的負担は誰が背負うのか

 

答えは、ほぼ現場側です。

 


 

③ 手掘りが増える=人件費が膨らむ

 

本来、重機で一気に掘れる場所も、

・カーポートが邪魔

・柱がある

・高さ制限がある

 

こうなると、
人力で掘るしかなくなります。

 

これは、

・時間がかかる

・人件費が増える

・職人の体力を削る

 

にも関わらず、
最初の見積には反映されていないことがほとんどです。

 


 

誰のための「一括確認申請」なのか

 

ここで、はっきり言います。

 

この流れは、

・施主のためか?
→ いいえ

・現場のためか?
→ いいえ

・外構の質のためか?
→ いいえ

 

ハウスメーカーが外構を囲い込みたい都合

 

それ以上でも、それ以下でもありません。

 

申請上の管理を優先し、
現場の合理性を後回しにしている

 

その結果、

・工事効率は落ち

・無駄なコストが発生し

・職人の負担だけが増える

 

これは健全な建築の流れとは言えません。

 


 

外構工事は「後工程」ではなく「別工程」

 

外構工事は、

・建物のオマケ

・後からやるもの

ではありません。

 

敷地全体を完成させる最終設計工程です。

 

本来あるべき流れは、

 

1.建物の確認申請

2.建物完成

3.敷地状況・高低差確定

4.外構設計

5.外構工事

6.必要に応じてカーポート申請

 

この順序です。

 


 

現場を守るのは「段取り」と「分離」

 

法改正そのものが悪いのではありません。

 

問題なのは、

・運用

・現場理解

・工程の分離をしない判断

です。

 

確認申請を分ける勇気
 

外構を外構として尊重する判断

 

それが、

・工事品質を守り

・職人を守り

・結果的に施主を守る

ことにつながります。

 


 

おわりに|声を上げないと、現場は変わらない

 

この問題は、
現場で汗をかいている人ほど声を上げにくい。

 

だからこそ、
設計側・外構側が言語化しなければならない

 

外構工事は、
段取りで9割決まります。

 

その段取りを壊す確認申請は、
見直されるべきです。

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