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群馬の外構業者が語るブロック塀法規

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群馬の外構業者が語るブロック塀法規

群馬の外構業者が語るブロック塀法規

2026/03/04

群馬で増えるブロック塀・土留めの不安

 

外構工事で「構造」を軽視した結果

 

群馬県内、とくに前橋市周辺では
高低差のある分譲地や造成地が増えています。

 

それに伴い、外構工事の相談で増えているのが
ブロック塀や土留めに関する不安です。

 

・見た目はきれい

・工事費は安い

 

でも「なぜこの工法なのか」の説明がない

 

完成直後は問題がなく見えても、
数年後にトラブルになるケース
私たちは何度も見てきました。

 


 

ブロック塀は「建築構造物」です

 

まず大前提として、

ブロック塀は建築構造物です。

 

境界の目隠しであっても、
高低差処理であっても、

倒れれば

・人命

・財産

・近隣関係

に影響を与えます。

 

「外構だから簡易でいい」
という考え方は、
法規的にも構造的にも通用しません。

 


 

建築基準法で定められているブロック塀の基本

 

建築基準法施行令では、
コンクリートブロック塀について
最低限守るべき基準が定められています。

 

主なポイント

 

・「高さ」:2.2m以下

・「厚さ」

 ・高さ2.0m超 → 15cm以上

 ・高さ2.0m以下 → 10cm以上

 ・高さ1.2m超の場合→ 控え壁の設置

・「鉄筋の縦横配置」

・基礎の設置が必須

 

これらは「推奨」ではなく、
最低限の安全基準です。

 


 

実務では「学会基準」の考え方が重要

 

現場判断で欠かせないのが、

日本建築学会
「コンクリートブロック塀設計基準」

(通称:学会基準)です。

 

ここでは、

・土圧

・水圧

・地盤条件

・排水計画

・長期耐久性

といった、
実際に事故が起きる原因を前提とした設計思想が示されています。

 


 

群馬で特に多い危険な施工

 

化粧ブロックによる土留め

 

外構相談で非常に多いのが、

・高低差のある敷地

・分譲地の段差処理

・隣地との境界

にもかかわらず、

👉 化粧ブロックで土留めを提案されているケース

です。

 


 

なぜ化粧ブロックの土留めは危険なのか

 

① 土圧を想定していない

 

化粧ブロックは
見せる用途を前提とした製品であり、
背面から常時かかる土圧を受ける構造ではありません。

 

② 吸水性が高い

 

ブロックは多孔質材料のため、

・雨水の浸透

・凍害(群馬では特に注意)

・中性化

・鉄筋腐食

が進行しやすくなります。

 

③ 排水計画が不十分になりやすい

 

裏込め砕石や水抜きが不足すると、
水圧が一気にブロックを押し出します。

 


 

コンクリートブロックの耐久性という現実

 

一般的に、
コンクリートブロックの耐久年数は
30〜40年程度と言われています。

ただしこれは、

・適切な配筋

・適切な基礎

・適切な排水

・過度な吸水がない

という条件が揃った場合です。

 

土留め用途では寿命が短くなる

 

土に接するブロックは、

・常時吸水

・中性化の進行

・鉄筋腐食

・凍結融解

が同時に起こり、
20年未満で劣化が進行するケースも珍しくありません。

 


 

土留めには「吸水対策」が不可欠

 

土留め用途では、

・防水・撥水処理されたブロック

・背面防水

・裏込め砕石

・排水処理

前提条件として考える必要があります。

 

一般的な化粧ブロックを
そのまま使用する施工は、
長期耐久性の観点から推奨できません。

 


 

2.0m以上の土留め・擁壁と宅地造成法の関係

 

少し専門的な話になります。

 

2.0m以上の土留めや擁壁工事は、
建築基準法だけでなく、

・宅地造成等規制法(旧宅造法)

・宅地造成及び特定盛土等規制法(盛土規制法)

の対象になる可能性があります。

 

重要なのは、

「高さが2.0mを超えたら必ず開発許可が必要」

という単純な話ではない、という点です。

 

宅地造成等規制区域内で、

・切土・盛土を伴う工事

・崖を生じる造成

・高さ2m超の土留め・擁壁

を行う場合、
許可や届出が必要になるケースがあるため、
自治体への事前確認は欠かせません。

 


 

ブロック塀と擁壁は別物として考える

 

・ブロック塀
→ 建築基準法上の工作物

・擁壁・土留め
→ 建築基準法+宅地造成系法令が関係する可能性あり

外構工事の中でも、
土留めは最も法規と構造が絡む工事です。

 


 

弊社の施工基準について

 

弊社では、安全性と将来リスクを考慮し、

4段以上の化粧ブロックを
土留め用途で使用する施工は行っていません。

 

高低差が生じる場合は、

・型枠ブロック

・RC擁壁

・構造用途を前提とした工法

をご提案しています。

 


 

実際にあった外構相談の話

 

土留めが必要な外構工事のご相談で、

 

・他社は
安価な化粧ブロックによる土留めを提案

 

・弊社は
安全性・耐久性を考慮した構造提案

 

を行った結果、

「金額が高くなるから」と
お断りされたケースがありました。

 

その後、現場を見ると、
化粧ブロックによる土留め工事が進んでいました。

 

安く仕上がったかもしれません。

 

でも、それは
安全にお金をかけなかった選択でもあります。

 


 

既存ブロック塀で気をつけたいサイン

 

・明らかな傾き

・ひび割れ

・目地の開き

・背面からの水染み

・控え壁がない

 

これらは
倒壊の予兆であることも多く、
早めの点検・判断が重要です。

 


 

まとめ|群馬の外構は「構造理解」が必須

 

・ブロック塀は建築構造物

・化粧ブロックの土留めは危険

・耐久性・吸水性への配慮が重要

・2.0m以上は宅地造成系法令も視野に

・外構業者の「考え方」が安全性を左右する

 

外構は、安さよりも安全。
完成時ではなく、10年後を考える工事を。

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株式会社ローカルガーデン
住所 : 群馬県前橋市上大島町48-16
電話番号 : 027-226-1040


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