株式会社ローカルガーデン

車を守る外構。暮らしの時間を守る駐車場設計

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車を守る外構。暮らしの時間を守る駐車場設計

車を守る外構。暮らしの時間を守る駐車場設計

2026/09/08

群馬で暮らしていると、車は「持っているもの」というより、暮らしそのものを支える道具です。

 

通勤する。
買い物へ行く。
子どもを送迎する。
病院へ行く。
仕事へ行く。
荷物を運ぶ。

 

だから外構で車を守るということは、単純に「車を雨や雪から守る」という話ではありません。

 

車が必要なときに、きちんと使える状態をつくる。

 

それもまた、

「暮らしの時間を奪われないための外構」

だとローカルガーデンは考えています。

 

車を守る=車を傷つけない、だけではない

 

外構で車を守ると聞くと、まずカーポートやガレージを思い浮かべるでしょう。

 

雨を防ぐ。
雪を防ぐ。
霜を防ぐ。
強い日差しを防ぐ。

 

もちろん、それも大切です。

 

しかし災害や悪天候のことまで考えると、見るべきところは屋根だけではありません。

 

「その車は、いざというときにちゃんと出せるのか?」

 

ここまで考えてみる必要があります。

 

例えば大雨。

駐車場に水が集まってしまったら。

道路との高低差によって出入りしにくくなったら。

カーポートの柱や屋根の位置によって、車の出し入れが難しくなったら。

玄関や勝手口との動線が水で分断されたら。

車そのものが無事でも、使えなければ暮らしは止まります。

 

だから駐車場は、「車を置く場所」ではなく「車を使い続けるための場所」として考えたいのです。

 

群馬では「車の動線」が暮らしの動線

 

群馬県では、日常生活の中で車を使う場面が多くあります。

 

だからこそ外構計画でも、

「何台停められるか」

だけで駐車場を決めてしまうのは少しもったいない。

 

大切なのは、

「どのように車を使うのか」

です。

 

朝、出勤するとき。

子どもを送迎するとき。

買い物から帰ってきたとき。

雨の日に荷物を降ろすとき。

夜に帰宅したとき。

将来、子どもが運転するようになったとき。

車の大きさが変わったとき。

 

こうした日常の時間を想像すると、必要な駐車場の形も変わってきます。

 

さらに災害時には、

「車が出せるか」

という問題が、そのまま生活の継続性につながります。

 

カーポートは「屋根」ではなく、暮らしの動線

 

カーポートを選ぶとき、

「何台用にするか」
「何色にするか」
「どの商品にするか」

という話から始まりがちです。

 

でも、庭時間の考え方では順番が少し違います。

 

まず、車をどう使いたいのか。

 

そのために必要な駐車スペースを考える。

 

その上で、

「どこに屋根が必要なのか」

を考えます。

 

例えば、

雨の日に子どもを乗せ降ろしする。

買い物袋をたくさん持って帰ってくる。

高齢になったときも玄関まで歩きやすくしたい。

車からガレージへ荷物を運びたい。

 

こうした「時間」から考えると、カーポートの位置や大きさにも意味が出てきます。

 

商品を先に選ぶのではなく、

 

暮らしから商品を選ぶ。

 

これは庭時間の基本です。

 

「入る」より「出られる」を考える

 

駐車場設計では、車が敷地に入ることばかり考えがちです。

 

しかし、災害や大雨まで考えるなら、

「ちゃんと出られるか」

も同じくらい重要です。

 

道路との接続。

駐車場の勾配。

車の切り返し。

カーポートの柱。

門柱やフェンス。

植栽。

物置。

隣地との境界。

 

これらがすべて車の動線に関係します。

 

普段は問題なくても、何かを置いたり、車を買い替えたりすると急に使いにくくなることもあります。

 

だから駐車場は、

「車一台分の四角いスペース」

として考えるのではなく、

 

車が動くための空間として考える。

 

ここが重要です。

 

カーポートの柱一本にも意味がある

 

カーポートは、屋根だけを見ていると簡単そうに見えます。

 

しかし実際には柱があります。

 

その柱が、

玄関への動線と重ならないか。

車のドアを開ける邪魔にならないか。

自転車の出入りを邪魔しないか。

将来、車が大きくなっても問題ないか。

災害時に避難や作業の動線を邪魔しないか。

そして、雨水の流れに影響しないか。

 

「柱一本ぐらい」と思うかもしれません。

 

でも外構では、一本の柱が暮らしの動きを変えることがあります。

だから商品を配置するだけではなく、敷地全体の中で商品を設計する必要があります。

 

ガレージは「秘密基地」であり、暮らしの拠点

 

これまで「庭時間」のシリーズでも、ガレージについて触れてきました。

 

ガレージは車をしまう場所。

もちろん、それが基本です。

 

でも、それだけではありません。

 

工具を触る。

自転車を整備する。

椅子を置く。

音楽を聴く。

子どもと作業する。

趣味の道具を収納する。

夜、少しだけ一人の時間を過ごす。

ガレージは「秘密基地」にもなります。

 

だからガレージを考えるときも、

車を守るための箱

だけで終わらせない。

 

その周囲に何があるのか。

庭とのつながりはどうか。

玄関までどう動くのか。

照明はどうするのか。

コンセントはどこに必要か。

収納はどうするのか。

ベンチを置く場所はあるか。

 

そこまで考えると、既製品のガレージでも「その家の時間」が生まれてきます。

 

「既製品だから設計はいらない」ではない

 

カーポートやガレージは、メーカーの規格商品が中心です。

 

だからといって、

「商品を選んで置けば終わり」

ではありません。

 

むしろ規格商品だからこそ、

どこに置くか、どう組み合わせるかが設計になります。

 

駐車スペースとの関係。

道路との関係。

玄関との関係。

庭との関係。

隣地との関係。

雨水との関係。

そして家族の動線。

 

同じカーポートでも、配置が変われば暮らし方は変わります。

これはガレージでも同じです。

 

「大きなカーポート=安心」でもない

 

大きな屋根があれば安心。

それも一つの考え方です。

 

しかし、屋根を大きくするほど、柱の位置や風の影響、排水、敷地の圧迫感など、別の問題も考えなければなりません。

 

特に群馬では、強い風への配慮も欠かせません。

「大きいものを付ければいい」

ではなく、

その土地に対して、どの大きさ・どの位置・どの向きが適切なのか。

そこを考える。

 

外構は、商品カタログの中だけで完結しません。

 

大雨の日、車までどう歩く?

 

車を守る話をするとき、意外と忘れられるのが「人」です。

 

車は無事でも、

玄関から車までの間が濡れる。

水が溜まっている。

泥が跳ねる。

荷物を持って歩けない。

子どもを抱えて移動する。

 

これでは、車を守った意味が半分になってしまいます。

 

だから、

車から玄関までの「人の動線」も一緒に考える。

 

カーポート。

アプローチ。

玄関ポーチ。

テラス。

ガレージ。

 

これらは別々のものではありません。

家族が車を降りてから、家へ入るまでの一つの時間です。

 

駐車場にも「余白」が必要

 

車をギリギリまで詰めて停めれば、土地を効率よく使えるように見えます。

 

でも、外構で大切なのは「最大限使うこと」だけではありません。

 

荷物を置く。

自転車を動かす。

子どもが乗り降りする。

車を洗う。

将来、車が変わる。

一時的に物を置く。

災害時に作業する。

 

こうした余白があることで、駐車場は使いやすくなります。

 

以前このシリーズで「余白」について書きました。

 

駐車場も同じです。

余白は、何もない無駄な場所ではありません。

未来の使い方を残しておく場所です。

 

車を守ることは、時間を守ること

 

大雨が降った。

でも車を出せる。

朝、いつも通り仕事へ行ける。

子どもを送迎できる。

買い物へ行ける。

家族を病院へ連れて行ける。

それだけで、暮らしのリズムは守られます。

 

逆に、車が動かせないことで、

予定を変更する。

誰かに送ってもらう。

復旧を待つ。

荷物を運ぶ。

修理をする。

 

そうした時間が積み重なります。

 

だから、

車を守る外構とは、車という財産だけを守る設計ではない。

車を使える時間を守る設計でもある。

 

ここに、庭時間と防災がつながります。

 

そして、車の周りにも「庭時間」がある

 

車を守ることだけを考えると、駐車場は無機質な場所になりがちです。

 

でも、駐車場だって庭の一部です。

 

帰宅したときに植栽が見える。

夜、照明に照らされたガレージが見える。

カーポートの下で子どもを待つ。

ガレージの横で自転車を整備する。

ベンチに座って車を眺める。

車を中心に、家族の時間が生まれることもあります。

 

だから、

駐車場を「車だけの場所」にしない。

これも「庭時間」の考え方です。

 

外構は「車を置く場所」ではなく「暮らしを動かす場所」

 

駐車場を考えるとき、

「2台停められます」

だけでは十分ではありません。

 

どこから入るのか。

どこから出るのか。

誰が使うのか。

いつ使うのか。

荷物はどこから運ぶのか。

雨の日はどうするのか。

将来、車が変わったらどうするのか。

災害時にはどうなるのか。

そして、その周囲でどんな時間を過ごしたいのか。

 

こうした問いから駐車場を設計すると、カーポートもガレージも、ただの商品ではなくなります。

暮らしを支える場所になります。

 

庭時間を守るために、車を考える

 

庭時間とは、庭で楽しく遊ぶ時間だけではありません。

 

家族がいつもの生活を続けられること。

朝、いつものように出発できること。

雨の日でも車へ移動できること。

必要なときに病院へ行けること。

仕事へ行けること。

子どもを迎えに行けること。

 

そんな「当たり前の時間」も、守るべき庭時間の一つです。

 

だからローカルガーデンは、

「車をどこに置くか」からではなく、
「車とどんな暮らしをするのか」から駐車場を考えたい。

 

そして、

「災害が起きたとき、この車をどう守るか」ではなく、
「災害が起きても、この暮らしをどう続けるか」

まで考えてみたい。

これが、庭時間から考える「車を守る外構」です。

 


 

次回予告

 

次回は、さらに「暮らしを守る外構」の核心へ。

 

「外構は安全インフラ。家と街のあいだを守る」

をテーマに、ブロック塀やフェンス、道路との境界、通学路など、自分の家だけではなく、周囲の人の安全にも関わる外構について考えます。

 

庭時間は、家族だけの時間ではありません。

 

家の前を歩く人。
近所の人。
子どもたち。
車で通る人。

街の中にある外構だからこそ、そこには「守る責任」もあります。

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