土地選びから始める庭づくり

【最初が重要、土地選び】

 

念願のマイホーム、庭や外構にもこだわりたいという人も多いのでは？

理想とする住まいを実現するためにハウスメーカーや外構業者を念入りに選ぶことはもちろんですが、実は土地選びがとっても重要なのです。

そこで、実際にあった土地選びの失敗例から満足の行く住まいについて探っていきましょう。

 

 

土地購入は金額で飛びつかない

 

例えば、希望するエリアに同程度の広さの土地があったとします。

一方は１０００万円、もう一方は６００万円。

多くの人が６００万円に飛びつきたくなりますよね。

ところが、この金額の差は造成されている土地とそうでない土地だったのです。

造成されている土地というのは、建物がすぐにでも建てられる状態の土地のことをここでは言います。

造成されていない土地の場合、別途、追加料金がかかります。給排水引き込み工事や境界工事・盛土工事・申請費用など場合によっては土地費用合わせて１０００万円を超えてしまう場合もあります。

特に親から譲り受けた農地だったり、隣近所から離れた土地だった場合は、土地を購入するよりは安いかもしれませんが、造成工事を必要とすることや建物を建てるためにいろんな条件をクリアしなくてはいけないことが多くみられ、予想外の莫大な出費が掛かることもあるため【要注意】です。

 

 

擁壁工事が必要な土地にも注意

 

高台などの高低差がある土地や田んぼに隣接している土地などは、斜面が崩れて敷地に流れてきたり敷地から流出しないように鉄筋コンクリートなどで壁状に覆うヨウ壁工事が必要になる場合があります。ヨウ壁とは敷地境界に行なう土地を平らにするための土留のようなものです。なかには、家の着工を優先したり、予算面からヨウ壁工事を後回しにするお宅もあります。家の配置に依っては建物が建った後からの工事では重機が入れなくて作業が困難になり、通常の1.5倍からの料金がかかることもあります。
　このように、土地の選び方によって予算をかなりオーバーしてしまう場合も。そのせいで、外構や庭にまで手が回らなくなった…、なんて最悪のパターンは避けたいものです。

 

予想外の追加工事で理想の住まいを諦めることのないように、土地選びもしっかり吟味しましょう。