美味しいお肉と庭時間の深い関係
2025/12/16
「美味しいお肉は、高いお肉とは限らない」
そんな話を聞いたことはありませんか?
実は本当に美味しいお肉は、
値段やブランドだけで決まるものではありません。
育て方、屠殺の仕方、血抜き、死後硬直、熟成――
そして**“いつ食べるか”**まで含めて、はじめて美味しさが完成します。
この話を聞いたとき、
私たちは強く思いました。
外構工事も、まったく同じだ。
■ 美味しさは「仕上げ」と「時間」で決まる
お肉の場合、屠殺前に強いストレスを与えると
肉は硬くなり、旨みが出にくくなります。
血抜きが不十分だと臭みが残り、
死後硬直をきちんと経ないと、うまく熟成もしません。
一見ネガティブに見える「死後硬直」も、
実は美味しさを生むために必要な工程です。
硬直 → 熟成というプロセスを経て、
肉はやわらかく、深い味わいへと変化していきます。
つまり、美味しい肉とは
急がず、待ち、整え、最適なタイミングで味わうものなのです。
■ 外構工事も「完成=ピーク」ではない
外構工事というと、
・デザイン
・素材
・金額
・工期
こうした部分に目が向きがちです。
もちろん、どれも大切です。
しかし、実際にお客さまの記憶に残るのは、
完成直後の見た目だけではありません。
・目地の仕上がり
・高さの微調整
・水の流れ(排水)
・掃除の行き届き方
・引き渡し時の空気感
こうした「最後の3%」で、
評価は大きく変わります。
途中まで完璧でも、
砂が残っている、目地が甘い、わずかなガタつきがある――
それだけで
「なんとなく微妙だったな」という印象になることもあります。
これは、
血抜きが甘い肉が、どんなに高級でも美味しくならないのと同じです。
■ 料理店とスーパーの「美味しいタイミング」
面白い話があります。
料理店は、
**席に出した瞬間を“美味しさのピーク”**として料理を仕上げます。
一方でスーパーのお惣菜は、
作ってから数時間後に一番美味しくなるよう、
味付けや工程を考えているそうです。
同じ料理でも、
食べる人の時間に合わせてピークを設計しているのです。
これも、外構工事にそのまま当てはまります。
■ ローカルガーデンが考える「庭時間」
私たちローカルガーデンが大切にしているのが、
**「庭時間」**という考え方です。
庭時間とは、
単に庭という空間をつくることではありません。
・家族でバーベキューをする時間
・子どもが庭で遊ぶ時間
・夕方、腰を下ろして庭を眺める時間
・休日に趣味を楽しむ時間
庭で過ごす、
すべての時間そのものを価値として考えています。
だから私たちは、
完成した日が一番きれいな庭をゴールだとは考えていません。
住み始めてから、
季節が巡り、
暮らし方が固まり、
「この庭、やっぱりいいな」と感じる瞬間が増えていく。
それが、私たちのつくる外構です。
■ バーベキューができる庭は、なぜ記憶に残るのか
たとえば「バーベキューができる庭」。
ただデッキがあって、
ただスペースがあるだけでは、
実はあまり使われません。
・動線は安全か
・煙はどこへ流れるか
・座ったときの目線はどうか
・片付けはしやすいか
こうした細かな設計があってこそ、
「またやろう」「気軽に使おう」と思える庭になります。
これは、
安い肉でも、火入れや休ませ方が上手ければ
驚くほど美味しくなるのと同じです。
■ 庭部屋という“調理器具”
庭部屋は、
庭時間を楽しむための一つの選択肢です。
ただし、私たちは
庭部屋を主役だとは考えていません。
庭部屋は、
庭時間を一番美味しい状態で味わうための道具。
雨の日でも外を感じられる
夏の強い日差しを和らげる
季節をまたいで使える
そうした「調理器具」があることで、
庭という素材の良さが引き立ちます。
■ 和食の五色と外構デザイン
和食には「五色」という考え方があります。
白・黒・赤・黄・緑。
どれか一色が主張しすぎず、
全体のバランスで美味しさをつくる。
外構デザインも同じです。
高価な素材を使えばいいわけではありません。
派手にすれば満足できるわけでもありません。
・住宅との調和
・周囲の景観
・使い方との相性
それらが揃って、
お値段以上に感じる外構になります。
■ 外構リフォーム・リノベーションでも変わらない考え方
新築だけでなく、
外構リフォームや外構リノベーションでも同じです。
壊して新しくすることが目的ではなく、
これからどんな庭時間を過ごしたいかを考える。
今まで使われなかった庭が、
少しの工事で
「毎日出たくなる場所」に変わることもあります。
それはまるで、
熟成の進んだ肉が、
ひと手間で別物になるような感覚です。
■ 群馬の暮らしに合う「ちょうどよさ」
群馬は、
土地が広く、車社会で、
実用性を重視する方が多い地域です。
でも、
「ダサいのは嫌」
「雑なのも嫌」。
だからこそ、
・高級すぎない
・でも安っぽくない
・長く使える
・手がかからない
そんな「ちょうどいい外構」が求められています。
私たちは、
その“ちょうどよさ”を
庭時間という言葉で表現しています。
■ 完成してからが、本当のスタート
美味しい肉も、
焼き上がった瞬間がゴールではありません。
休ませ、
最適なタイミングで口に運んで、
はじめて「美味しい」と感じます。
外構工事も同じです。
完成してからが、本当のスタート。
住むほどに、使うほどに、
味わいが増していく。
私たちは、
そんな外構をつくり続けています。
■ 最後に
もしあなたが、
・庭の使い方に迷っている
・バーベキューができる庭に憧れている
・外構リフォームを検討している
・価格だけでなく「納得できる外構」を求めている
そんな方であれば、
ぜひ一度「庭時間」という視点で考えてみてください。
完成写真ではなく、
そこで過ごす未来の時間を思い浮かべる。
それが、
お値段以上に満足できる外構への近道です。
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株式会社ローカルガーデン
住所 : 群馬県前橋市上大島町48-16
電話番号 : 027-226-1040
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