庭部屋の創り方 三つの考え方
2025/12/15
庭部屋は「どうつくるか」より「どう使うか」
ここまで、
・庭部屋という考え方
・庭部屋は後からでもつくれる
というお話をしてきました。
では実際に、庭部屋はどのようにつくればいいのでしょうか。
私たちローカルガーデンが大切にしているのは、
「正解の形を押し付けない」ことです。
庭部屋は、商品名や構造で決まるものではありません。
使い方に合ったつくり方を選ぶことが何より重要です。
そこで今回は、庭部屋を考えるうえで基本となる
三つのつくり方をご紹介します。
庭部屋のつくり方①|囲う
守られた空間をつくる
「囲う庭部屋」は、
風や雨、視線を抑えながら、
室内に近い感覚で使える庭部屋です。
代表的なのは、ガーデンルームやスクリーンを活用した形。
LIXILのガーデンルームなどが、この考え方に当てはまります。
囲うことで得られるのは、
・天候に左右されにくい
・季節を問わず使える
・落ち着いた居場所になる
といった安心感です。
一方で、完全に囲いすぎると
「外に出た感じがしない」
と感じる方もいます。
そのため、
・どこを囲って
・どこを開けるのか
のバランスが重要になります。
囲う庭部屋は、
読書や趣味、ペットとの時間など、
静かに過ごしたい庭時間に向いています。
庭部屋のつくり方②|覆う
屋根で庭を部屋に近づける
「覆う庭部屋」は、
屋根を掛けることで庭の使いやすさを高める方法です。
タカショーのホームヤードルーフやパティオムーブ、
三協アルミのフレーム商品などが、この考え方に近い存在です。
覆うことで変わるのは、
・雨を気にせず外に出られる
・夏の日差しを和らげられる
・家具を置きやすくなる
つまり、
庭に出るハードルが一気に下がるのです。
壁がない分、開放感はしっかり残ります。
「庭らしさ」を大切にしたい方には、とても相性のいいつくり方です。
覆う庭部屋は、
家族で過ごす時間や、
バーベキュー、来客時など、
人が集まる庭時間に向いています。
庭部屋のつくり方③|つなぐ
家と庭の関係を整える
三つ目は、「つなぐ庭部屋」です。
これは、
庭を独立した空間として考えるのではなく、
家と庭の間にワンクッションをつくる考え方です。
LIXILのプラスGや、フレームを使った構成は、
この「つなぐ」という役割がとても得意です。
つなぐ庭部屋のポイントは、
・室内からの視線
・出入りのしやすさ
・境界のあいまいさ
を整えること。
空間を完全に囲わなくても、
フレームや天井意匠があるだけで、
そこは「居場所」になります。
つなぐ庭部屋は、
リビングの延長として使いたい方や、
室内外を自然に行き来したい暮らしに向いています。
三つは組み合わせてもいい
ここで大切なのは、
この三つは排他的ではないということです。
・屋根で覆いながら
・一部を囲い
・家とつなげる
というように、組み合わせることで、
より自分たちに合った庭部屋になります。
ローカルガーデンでは、
「この商品だからこの形」
ではなく、
どう過ごしたいか → どうつくるか
という順番で考えています。
立派につくらない勇気
庭部屋を考えるとき、
つい「しっかりつくらなきゃ」と思いがちです。
でも私たちは、
最初から完成させない庭部屋をおすすめしています。
・まずは屋根だけ
・まずはフレームだけ
・まずは椅子を置くだけ(←これ、一番好きです!)
そこから、暮らしに合わせて足していく。
庭部屋は、
暮らしと一緒に育つ空間です。
庭部屋づくりで一番大切なこと
囲うか、覆うか、つなぐか。
どれを選ぶかよりも大切なのは、
その庭部屋が、使われるかどうか
です。
かっこいいけれど使わない庭部屋より、
少し地味でも、毎日出たくなる庭部屋の方が、
暮らしの価値は確実に高まります。
まとめ|庭部屋は考え方から始まる
庭部屋のつくり方に、決まった答えはありません。
囲う。
覆う。
つなぐ。
この三つの考え方を軸に、
今の暮らしに合った形を選ぶこと。
それが、
庭時間を育てる庭部屋づくりです。
ローカルガーデンは、
商品を売る前に、
庭部屋という考え方を一緒に考えます。
庭に居場所ができたとき、
暮らしは、もう一段豊かになります。
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株式会社ローカルガーデン
住所 : 群馬県前橋市上大島町48-16
電話番号 : 027-226-1040
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