群馬で増える越境植栽トラブルと外構の正解
2026/01/15
隣家の木や生垣が気付けばこちらの敷地に入り込んでいる──。
群馬県内、とくに前橋・高崎周辺の住宅地では、越境植栽による境界トラブルの相談が年々増えています。
外構屋として現場に立つと、問題の多くは「境界が曖昧なまま暮らし続けたこと」と「日頃のメンテナンス不足」が重なって起きていると感じます。
2023年の民法改正により、越境植栽への対応ルールは明確になりました。
しかし、法律を知っているだけでは根本解決にならないのが外構の世界です。
この記事では、外構業者の立場から、
・民法改正で何が変わったのか
・境界工事と越境トラブルの関係
・日頃の外構メンテナンスで防げること
を、群馬ローカル目線で解説します。
民法改正で明確化された「越境植栽」の考え方
まず前提として、隣地からの植栽越境は民法233条で整理されています。
越境した「根」は切ってよい
隣地の木や竹の根が境界線を越えてきた場合、越境された側は自分で切除してよいと明文化されました。
これは改正前からの考え方を、より分かりやすくしたものです。
外構工事の現場では、
・ブロック塀が傾く
・土間コンクリートが持ち上がる
・排水管が根で詰まる
といった被害の原因が、ほぼこの「越境した根」です。
根の切断は権利として認められていますが、越境している範囲のみが原則です。
越境した「枝」は条件付きで切れる
枝については、
・隣家に剪定を依頼した
・相当期間待っても対応がない
・所有者不明・所在不明・緊急性がある
といった条件を満たした場合に限り、自分で切ることができます。
外構屋として強調したいのは、いきなり切らないこと。
境界と同じく、枝問題も「記録」と「段取り」が重要です。
越境トラブルの本質は「境界が曖昧」なこと
現場でよくあるのが、
・境界杭がない
・ブロック塀やフェンスが目印代わり
・どこからが誰の土地か説明できない
という状態です。
この状態で植栽が成長すれば、トラブルになるのは時間の問題です。
境界工事はトラブル予防の外構
境界ブロックやフェンス工事は、見た目以上に法的・心理的な意味を持ちます。
・境界線が視覚的に分かる
・植栽の管理範囲が明確になる
・越境を未然に防げる
群馬の住宅地は敷地が比較的広く、「今は問題ない」と思われがちですが、植栽は必ず大きくなる。
外構計画時に境界を軽視すると、10年後に必ずしわ寄せが来ます。
外構屋が考える「植栽計画」と越境防止
植栽は悪者ではありません。ただし、配置と樹種選びを間違えると越境リスクになります。
越境しやすい植栽の特徴
・成長が早い
・根が横に広がる
・強剪定に弱い
目隠し目的で選ばれがちな常緑樹ほど、注意が必要です。
外構設計でできる対策
・境界から十分な離隔を取る
・根止め・防根シートを施工する
・フェンス+低木の組み合わせにする
これらは後からでは施工が難しいため、新築外構やリフォーム時に計画しておくことが重要です。
日頃のメンテナンスが最大の予防策
越境問題の多くは、「気付いたら大きくなっていた」ことが原因です。
・年1回の剪定
・落ち葉や枝の越境チェック
・根の張り出し確認
これだけでもトラブルの芽は大きく減ります。外構は完成がゴールではなく、暮らしの中で育て、管理するものです。
外構工事でできる現実的な解決策
すでに越境が起きている場合、
・境界ブロックのやり替え
・フェンス設置による物理的分離
・問題植栽の撤去と再計画
といった外構的アプローチが、感情論よりもスムーズな解決につながるケースが多いです。
法律だけで解決しようとすると、関係が悪化することも少なくありません。
外構工事は、関係を壊さずに問題を終わらせる手段でもあります。
まとめ|境界と外構は「後回し」にしない
・越境した根は切ってよい
・枝は条件を守れば切れる
・しかし一番の解決策は境界を明確にすること
群馬で外構工事をしていると、境界と植栽は必ずセットで考えるべきテーマだと痛感します。
これから外構を考える方も、すでに悩んでいる方も、法律+外構の視点で冷静に判断することが、後悔しない近道です。
境界や植栽でお悩みの方は、早めに外構のプロへ相談することをおすすめします。
「境界工事/フェンス工事の相談はこちら」
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