旗竿地でも失敗しない外構設計術
2026/01/17
本文|続編
前回の記事では、
旗竿地の「現実的なデメリット」をかなり正直に書きました。
それでも実際には、
旗竿地でも満足度の高い暮らしをしている家は存在します。
違いはひとつだけ。
👉 建築と外構を分けて考えなかったこと
今回は、
ローカルガーデンが実際に関わった
**「旗竿地でも成功した外構の考え方」**を紹介します。
成功例①「竿部分=駐車場」にしなかった
一番多い失敗が
「竿部分=駐車スペース」と決め打ちすること。
成功したケースでは、
・竿部分は通路専用
・駐車場は敷地奥で確保
・切り返し不要の配置
にしています。
結果として
・車と人の動線が分離
・毎日の出入りがスムーズ
・土間コンクリート面積も最小限
「土地が狭いから仕方ない」ではなく、
“どこを捨てるか”を先に決めた外構です。
成功例② 旋回は「車」ではなく「暮らし基準」
群馬では
「車が出入りできるか」は最低条件。
成功した旗竿地では、
・前進出庫
・無理な切り返しなし
・雨の日でもストレスが出ない
この基準で配置しています。
ポイントは
👉 建物配置を外構に寄せたこと
建物優先で置くと、
外構が無理をします。
外構を基準に建物を決めると、
毎日のストレスが消えます。
成功例③ 竿部分は“見せない・使わせない”
竿部分は
・長い
・狭い
・生活感が出やすい
成功例では、
・視線を切る植栽
・最低限の照明
・門構えは奥に寄せる
ことで
「ただの通路」に徹しています。
竿部分を
演出しようとしない
これが逆に成功のポイント。
成功例④ 排水計画を“外構主導”でやり直した
無理な区割りの旗竿地では、
ほぼ例外なく排水に問題があります。
成功例では、
・土間を増やさない
・透水性舗装を併用
・雨水の逃げ場を明確化
建築任せにせず、
外構で敷地全体の水を設計しています。
「水が溜まらない」
これは快適さ以前に、
土地を長持ちさせる条件です。
成功例⑤ 境界は“全部やらない”
旗竿地は
境界延長が長くなりがち。
成功例では、
・全部ブロックで囲わない
・必要な所だけフェンス
・視線が重なる所だけ目隠し
👉 お金をかける場所を限定
全部を整えようとすると破綻します。
割り切りが設計です。
成功例⑥ 日当たりは「庭」で確保した
旗竿地で
全方向から光を取るのは困難。
成功例では、
・小さくても中庭
・建物に囲われた庭
・外構で反射光を利用
「南向き」より
“光が落ちる場所をつくる”
これは
外構があるからできる工夫です。
成功例⑦ 宅配・インターホンは“生活側”に置いた
前回触れた
道路先端の宅配ボックス問題。
成功例では、
・門は敷地奥
・インターホンは玄関寄り
・来客は「住まい」を感じる動線
防犯も
心理的な安心も
ここで大きく変わります。
成功例⑧ プライバシーは「距離」ではなく「角度」
旗竿地は距離が取れない。
だからこそ、
・窓の正対を避ける
・植栽で視線をずらす
・高さではなく“抜け”をつくる
外構で
視線の角度を操作しています。
完全に隠さない。
でも気にならない。
これが現実的な解です。
ローカルガーデンの結論
旗竿地は、
・安い土地
ではなく
・設計難易度が高い土地
成功するかどうかは
「外構を後回しにしなかったか」
これに尽きます。
土地探しの段階で
・車
・排水
・境界
・視線
ここまで想像できた人だけが、
旗竿地を“自分の土地”にできます。
土地から考える人へ
もし今、
旗竿地を検討しているなら、
「建てられますよ」
ではなく
「どう暮らしますか?」
この質問を
してくれる人がいるかどうか。
ローカルガーデンは、
その問いから外構を設計します。
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株式会社ローカルガーデン
住所 : 群馬県前橋市上大島町48-16
電話番号 : 027-226-1040
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