現場に来ない設計者問題
2026/03/20
図面だけで外構は完成しない
外構の仕事をしていると、
協力業者の職人さんからよく相談を受けます。
その中で意外と多いのが
「設計者が現場に来ない」問題。
図面だけ渡されて
「この通り施工してください」
と言われても、
実際の現場は図面通りにはいきません。
特に外構は
・土地の高低差
・排水
・既存構造物
・施工スペース
など、現場で調整する要素の塊です。
図面だけでは成立しないことも多いのです。
1/100の図面では収まらない
よくあるのが
1/100の図面だけで施工指示が出るケース。
しかし1/100図面では
・ブロックの納まり
・フェンスの高さ
・商品のクリアランス
・施工スペース
こういった細かい部分は読み取れません。
結果として
現場で職人が考えて調整する
ことになります。
もちろん職人さんは経験豊富ですが、
それは本来
設計者と現場管理者の仕事でもあります。
商品の理解が浅い設計も多い
もう一つ多いのが
商品の仕様を理解していない設計。
例えば
・組立に必要なスペース
・基礎寸法
・施工手順
これを知らずに設計すると、
現場で大変なことになります。
商品価格は安くても
施工が大変なら人工が増える。
そうすると
商品は安いのに
施工費で逆転する
なんてことも普通にあります。
困るのは現場の職人
こういう状況で一番困るのは
現場で作業する職人さんです。
最近も協力業者から
「施工方法どうしたらいいですか?」
と相談を受けました。
ありがたいことに
私の現場でなくても相談をもらうことがあります。
この前は
表札の発注ミスで付け直しの相談。
しかも仕上げの最後の段階。
職人さんからすると
「今それやるの…?」
という状況です。
正直、
職人さんが少しかわいそうだなと思います。
パソコンの前だけの設計
この話は外構だけではありません。
住宅設計でも同じことを感じることがあります。
特に規模の大きい会社では
・設計部
・営業
・現場監督
役割が分かれていることが多いです。
その結果、
現場を見ないまま
図面だけを書く設計者もいます。
プランナーというより
パターンを作る「パターナー」
のように感じることもあります。
地域を理解した設計
その点、地域密着の工務店や設計事務所は
土地の特徴を理解した設計をしていることが多いです。
例えば群馬なら
・赤城山
・榛名山
・妙義山
上毛三山を望む窓の配置。
交通量を考えた玄関位置。
日照時間を考えた間取り。
こういった土地の文脈を活かした設計です。
外構は住宅の最終調整
住宅設計でよくあるのが
「大きな窓を作りたい」
という要望です。
もちろん素敵なことです。
ただし
大きな窓
↓
外から視線を感じる
↓
目隠しフェンス
という流れもよくあります。
つまり
外構が帳尻合わせになるケース。
住宅設計の段階から
外構まで含めて考えられていれば
もっと自然な設計になると思います。
現場を見る設計者でありたい
外構は図面だけでは完成しません。
現場を見て
職人と話して
調整しながら作る仕事です。
だからこそ私は
現場に行く設計者でありたい。
これは業界の話でもありますが、
自分自身への戒めでもあります。
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