意味のない外構が増える理由
2026/04/02
「そのウッドデッキ、本当に使いますか?」
「そのアプローチ、なぜ道路に向かっているんですか?」
外構の現場を見ていると、
意味がよく分からない外構に出会うことがあります。
小さすぎて使われないウッドデッキ。
停めにくいカーポート。
庭に出ない配置のデッキ。
見た目は整っているのに、
暮らしの中で使われない外構です。
なぜこうした外構が増えているのでしょうか。
私も「意味の分からない外構」を作っていた
実は私自身、以前はハウスメーカーの外構事業部で設計をしていました。
当時の外構の決め方は、とてもシンプルです。
住宅営業がゾーニングをして、
その図面をもとに外構のプランを描く。
すると出来上がるのは、
・とりあえずウッドデッキ
・とりあえずカーポート
・とりあえずアプローチ
という外構です。
図面としては成立しています。
見た目もそれなりに整っています。
でも心の中では、いつも思っていました。
「このデッキ、使うのかな?」
「このアプローチ、なぜ道路に向かっているんだろう?」
暮らしを考える前に、
配置だけが決まってしまう。
そんな外構を作っていた時期がありました。
外構がパターン化している
最近増えているのが、いわゆるパターン外構です。
住宅会社の外構は、多くの場合この流れです。
住宅営業
↓
経験則でゾーニング
↓
外構業者に見積もり
↓
そのまま施工
この流れだと、どうしても
過去の図面の流用
になります。
結果として
・カーポート
・ウッドデッキ
・フェンス
・芝生
といった設備を並べただけの外構になります。
外構は設計ではなく、
商品配置になってしまうのです。
住宅引き渡し外構に違和感
もう一つ気になるのが、
住宅の引き渡しに合わせた外構工事
です。
家と同時に外構を完成させる。
一見理想的に見えますが、
私はあまり好みません。
なぜなら、
住んでから気づくことが多いからです。
・車の停め方
・玄関までの動線
・庭の使い方
・子どもの遊び方
実際に暮らしてみないと分からないことがたくさんあります。
それを住む前に、
営業の経験則だけでゾーニングしてしまう。
正直に言えば、
少しナンセンスだと感じています。
外構はヒヤリングから始まる
私の周りの気の合う同業者も、
結局同じ考えにたどり着いています。
意味のある外構を作るには、
ヒヤリングが必要です。
・庭で何をしたいのか
・車は何台どのように停めたいのか
・休日はどう過ごすのか
・子どもはどこで遊ぶのか
そうした話を聞いた上で、
初めて外構の形が見えてきます。
面白いことに、
そういう外構屋さんほど
営業と設計を分けていません。
話を聞いた人が、
そのままプランを描きます。
なぜなら、
暮らしを聞いた人が設計しないと意味がないからです。
群馬の外構は特に設計が必要
群馬の外構は、地域特有の条件もあります。
・冬のからっ風
・強い西日
・花粉
・車中心の生活
こうした条件によって
・カーポートの向き
・デッキの配置
・フェンスの高さ
・庭の使い方
すべて変わります。
パターン外構では、
これらを解決することはできません。
外構は暮らしを設計する仕事
外構は、家の飾りではありません。
暮らしの空間です。
どこでくつろぐのか。
どこで子どもが遊ぶのか。
どこで車を停めるのか。
その答えは、家ごとに違います。
だから本来、外構は
一軒一軒違うはずなのです。
外構は「後回し」でもいい
住宅価格が上がり、
外構が後回しになる家も増えています。
でも私は、
それでもいいと思っています。
むしろ住んでみて、
「ここにデッキがあったらいいな」
「ここは目隠しが必要だな」
と気づくことも多いからです。
暮らしが見えてから作る外構は、
意味のある外構になります。
外構は暮らしの最後の設計
家を建てて終わりではありません。
外構が完成して、
ようやく暮らしの空間になります。
意味のある外構は、
暮らしを豊かにします。
意味のない外構は、
ただの設備になります。
家づくりの最後だからこそ、
外構をしっかり考えてほしいと思います。
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