庭時間×モンテッソーリ|子どもが“繰り返したくなる庭”には理由がある
2026/05/29
子どもは、とにかく繰り返します。
同じ場所を何度も走る。
同じ石を並べる。
水を流して、また戻して、また流す。
大人から見ると、
「何がそんなに楽しいんだろう?」と思うこともあります。
でも子どもにとって、その“繰り返し”には意味があります。
マリア・モンテッソーリは、
子どもには特定のことを強く繰り返したくなる時期があると考えました。
それは単なる遊びではなく、
感覚を育てたり、集中力を育てたり、
「できた」を積み重ねている時間でもあります。
だから私は最近、
園庭や庭づくりにおいても、
「子どもが何度もやりたくなる環境って何だろう」
そんなことを考えるようになりました。
例えば、水。
ホースから流れるだけで、
子どもたちは夢中になります。
流れを変える。
葉っぱを流す。
石でせき止める。
完成された遊具ではないのに、
驚くほど長く遊び続けます。
砂もそうです。
形をつくって、崩して、またつくる。
うまくいかなくても、
また試したくなる。
その繰り返しの中に、
集中や発見が生まれているように感じます。
外構の世界では、
つい「完成されたデザイン」を考えてしまいます。
でも子どもたちを見ていると、
本当に必要なのは、“完成しすぎていない余白”なのかもしれません。
例えば、
・意味を決めすぎない段差
・自由に触れられる素材
・少しだけ隠れられる場所
・季節によって変化する植栽
そういう環境があるだけで、
子どもたちは自分で遊びを見つけ始めます。
私は外構屋なので、
教育理論を語れる立場ではありません。
でも、「どんな時間が生まれる空間なのか」を考えることはできます。
そしてそれは、
住宅でも、園庭でも、本質は同じなのかもしれません。
子どもが繰り返ししたくなる庭。
そこにはきっと、
“自分で育とうとする力”を邪魔しない環境があるのだと思います。
「園庭は、もっと子どもの育ちに関われるのではないか」
そんなことを一緒に考えてくださる教育者・園関係者の方がいましたら、ぜひお話できたら嬉しいです。
また、私たちの考える「庭時間」というコンセプトについては、こちらにもまとめています。
よろしければご覧ください。⇒【ローカルガーデンコンセプトページへ】
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